2022年夏から始めたANA SFC修行の2回目です。今回は、始めたきっかけと決めた後の準備について、私自身のケースをご紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです。
前回の記事はこちらをご覧ください。
プレミアムポイント２倍キャンペーン
ANA公式サイトからのキャプチャ
元々旅行は好きだったし、旅行系のYoutuberの動画を見ることも多かったので、いわゆる「修行」自体はいつかやろうとは思ってました。（なので、ANAカードは数年前に取得していました。）ただ、実際にやるとなるとやはりコストと時間がかかります。なんせ「修行」ですから。
後で詳しく書きますが、当然コストがかかります。数十万は覚悟しておいたほうがよさそうです。また、飛行機に何度も乗ることになるので時間も必要です。遠地に滞在するとなれば宿泊費もかかるし、日帰りだと早朝に空港まで行く必要があるかもしれません。そのようなたくさんのリスクや手間があるので、スタートするのを先延ばしにしてきました。
そんな中、ANAが2022年も「プレミアムポイント2倍キャンペーン」を実施していることを8月末に知り、これはもう今年しかないと思いました。プレミアムポイントが2倍ということは、単純に考えてコストと手間が1/2でよいということですしね。で、少し開始が遅いのですが、来月からでもすぐに「修行」に入る決断をしました。
同じようなキャンペーンが昨年もあったのですが、さすがにコロナ禍真っ只中でしたし、少し躊躇して静観していました。やっておけば安く実現できたかなぁと少し後悔はしていたんですよね。で、今年もキャンペーンを実施していると知り、恐らく類似のキャンペーンは今年が最後だろうと考え、なんとか今年やってしまえばコストと時間が計算上はキャンペーンがない年よりもかなり少なくて済むし、そのメリットは捨て難く、無理やり予定を作り、決断した次第です。
修行日程の検討
さて、決行を決めたらまずやることは搭乗するフライトの計画と手配です。先の記事でも紹介したとおり、私の「修行」の最終目的は「スーパーフライヤーズカード」の取得です。そのためには「プレミアムポイント（以降、PP）」を50,000PP稼ぎ「Platinum（プラチナ）」ステイタスを獲得する必要があります。
どこに居住しているかなど、人によって「修行」の進め方は様々です。私の場合、首都圏に居住していることもあり、拠点となる空港は羽田になるので、比較的「修行」はしやすい環境です。
そして、羽田の場合、修行僧にもっとも有名な路線は羽田から那覇へのルートです。マイルもそうですが、PPはフライトの距離に応じて多く獲得できます。なので、羽田から最も遠い沖縄が最もPP単価がよく、効率的に修行できる一番の人気路線です。私も基本羽田から那覇の路線を何度か往復するスケジュールを組むことにしました。
それともう１つ、PPを通常よりも多く稼げる方法は座席のクラスをより上位のクラスで予約、搭乗することです。国内線なら「プレミアムクラス」、国際線なら「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミー」などです。要は、高価な座席を購入すればそれだけ多くのPPを稼げるということですね。
というわけで、時間もあまりかけたくないし、今回の修行は全て「プレミアムクラス」を利用して、羽田から那覇を往復することにしました。かかるコストは「エコノミークラス」を利用するよりも高くなりますが、上述したキャンペーンのおかげで例年よりも抑えられるはずです。
決めたら待っていられない性分なので、2週間後から、9月と10月の2か月間で、キャンペーンを駆使して50,000PPを超える計算をし、すぐにフライトの予約をしました。日程については、できるだけコストを抑えたいので比較的安価な日を選びつつ、人気のある路線なので「プレミアムクラス」は終日満席のケースも多かったのですが、有給休暇を使っての平日「修行」も考慮し、なんとか確定させました。
PP単価と日程確定
「修行」をするにあたり、よく聞くのが「PP単価」という言葉です。これは、1PPを稼ぐのにいくらコストがかかったか、ということを意味します。今回の私のケースでは50,000PPが目標なので、その目標に対してどれだけ安価、かつ、効率的に「修行」できたかの1つの指標になります。
これまで「修行」されてきた多くの修行僧の場合、50,000PPを貯めるために必要な「PP単価」は10円が目安になるようです。総額だと50万円ですね。これより安ければ比較的安価に「修行」をすることができたと言え、高ければ効率が悪かったということになります。
今回は「プレミアムポイント2倍キャンペーン」があるので、シンプルに考えればPP単価も半分の5円くらいで考えれば妥当です。ただし私の場合、できるだけコストも時間も両方かけずにバランスのよい「修行」をしたいと考えました。コストだけを追求せず、かと言って時間もあまりかけたくない。なので、通常時の目安であるPP単価10円を下回ればOKと考えて計算をしました。
そこで決めたがの以下の路線と搭乗回数です。
- 羽田（HND）- 那覇（OKA）往復プレミアムクラス
取得PP 2,860PP × 往復 ＝ 5,720PP
これを４往復で 5,720PP × 4往復 ＝ 22,880PP
これにキャンペーン特典が付与され2倍になるので、最終的な獲得PPは45,760PPとなります。目標の50,000PPまで残り4,240PPです。
同じルートをもう1往復すれば目標は達成するのですが、1,500ほどPPがオーバーしてしまうので、貧乏人の性ですね、もったいないなぁと思い別の路線を探すことにしました。多少でもコストを抑えることもできますしね。
で、ちょうどいいなと思ったのが以下のルートです。
- 羽田（HND）- 関西（KIX）往復プレミアムクラス
取得PP 1,100PP × 往復 ＝2,200PP
キャンペーン分を含めると4,400PPが稼げます。これで、前述の羽田那覇の往復分と足すと、50,160PPとなり、目標達成ができるはずです。この計算を踏まえ、
2. 9/5 那覇（OKA）- 羽田（HND）
3. 9/20 羽田（HND）- 那覇（OKA）
4. 9/21 那覇（OKA）- 羽田（HND）
5. 9/21 羽田（HND）- 那覇（OKA）
6. 9/22 那覇（OKA）- 羽田（HND）
7. 10/2 羽田（HND）- 関西（KIX）
8. 10/2 関西（KIX）- 羽田（HND）
9. 10/17 羽田（HND）- 那覇（OKA）
10. 10/18 那覇（OKA）- 羽田（HND）
こちらの10レグ※の日程を確定させました。10月中にフライト搭乗自体は終わらせ、キャンペーン分のPPが付与される11月末には目標を達成するという計画です。
※1回の搭乗を「レグ」という単位で言うそうです。
人によっては、早朝から1日で羽田那覇を2往復するなんて強者もいるようですが、自分は無理せず、那覇で必ず1泊する緩めな方針で日程を確定させました。ただ、関西行きの日程だけは日帰りです。キャンペーンがなければ、これの2倍、20レグも搭乗する必要があると考えると、キャンペーンさまさまです。
で、肝心のPP単価ですが「プレミアムクラス」を利用したことや、「修行」を決めてから実際の搭乗まで日程的に余裕のないスケジュールだったということもあり、最終的なPP単価は7円でした。それでも、通常の目安である10円を下回っているので個人的にはよしとしました。
例えば全て「エコノミークラス」かつ早期予約等の割引を活用して搭乗したとすると、恐らくPP単価は5円を切れるんじゃないかなと思います。が、私はそこまで時間も手間もかけることはしませんでした。Twitterなどで情報は拾ってましたが、そこまできっちりやった方も多かったようですよ。
さて、計画も決めて予約も完了しました。後は乗るだけになりますが、長くなってしまったので実際の搭乗については次の記事でご紹介します。
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