ちょっと前の話にはなるけれど、午後から会社がお休みの日があり、そのまま帰るのもなんだったので趣味の寺社巡りをしてきました。
不定期ですが、たまにふらっと地方に出かけて寺社を中心に史跡を訪れ、歴史を感じてます。例えば一昨年だと東北の遺構、特に前九年と後三年の役、また、有名な奥州藤原氏や源義経で有名な岩手の平泉を巡ったり、その流れで芭蕉の足跡を辿るために山形の山寺を訪ねたり。行く先々の寺社では、記念に御朱印はもらうようにしている。書き置きの御朱印ではなくて、実際にその場で書いていただけるところを中心にもらっています。
上述のとおり、地方ではちゃんと準備、計画をして巡り、御朱印ももらうんだけど、ふと、都内についてはあまり巡ってなかったことに気付いた。ちょっと前に徳川ゆかりの増上寺や寛永寺、上野周辺を回ったくらいで、いつでも行けると思いながら行ってなかった。まぁ、人の多さに若干嫌気が差していたのあり・・・。それなら、落ち着いている平日の昼間に幾つか回ろうかなと思ったのが経緯です。
とは言え、急いでたくさん回るのはよろしくない。寺社を巡るならじっくり、その寺社の歴史や趣を感じながらじゃないと意味がないってことで、職場から近くてじっくり回れそうな4つに的を絞って巡ってきました。その4つは、靖国神社、東京大神宮、神田明神、湯島天満宮です。
靖国神社
靖国神社は東京九段にある、言わずと知れた神社。祀られているのは国家のために命を落とした人たち。8月の終戦記念日には毎年話題になるので、知らない人はいないでしょう。創建は明治時代なので、比較的新しい神社です。
しかし、なにしろ広い。実際にはそうでもないのかもしれないけれど、まず入り口の鳥居の大きさに圧倒される。そして、これもまたでかい大村益次郎。さすがに、今は政教分離で政府と直接な関係はないけれど、そもそも明治天皇、明治政府が建立した神社だけありスケールがその他と違う。
ちなみに大村益次郎って知ってますかね?幕末物が好きな人ならご存知かと思いますが、長州藩出身の武士、明治になってからは陸軍を実質作ったとされる人物です。維新の十傑の1人ですね。西郷や大久保、桂は有名だけれど、大村は地味なんだよね。成し遂げたことは十分な実績があるんだけどね。
靖国はもう、そのスケールの大きさと「大日本帝国!」って感じがして、ここはここで歴史を感じられるところです。(個人的な政治信条は、ここでは触れないことにします。自分、リベラルに近い考えなんで。)
東京大神宮
次は縁結びのご利益があるという東京大神宮まで。自分、東京大神宮には初めて参拝しました。周囲の街の雰囲気、また、境内の趣も含めて、こじんまりとしていてとても自分好みの神社ですね。
東京大神宮は東京における伊勢神宮の遥拝殿として創建された神社です。「東京のお伊勢様」と親しまれており、主祭神は伊勢神宮と同じく天照大神と豊受大神です。上述したとおり、縁結びのご利益があると言われている神社です。これには、メディアの力もかなりありそうですが・・・。
参拝して感じたのは、縁結びのご利益からか、若い女性の多さですね。ひっきりなしに女性が参拝に来ていました。また、お守りやおみくじなども縁結びにちなんだものが多くありました。自分は御朱印待ちの時間に普通のおみくじを引きましたが、恋みくじだのなんだの、たくさんありましたよ。
とても雰囲気のよい神社ですが、あの女性の中に自分1人で佇むのは若干いづらさは感じました(笑)
神田明神
あらかじめ断っておきます。各々の神社にこれまでの歴史があり、また、どう地元の方や参拝される方とアプローチするかは各々の神社の裁量に任されているんだと思います。そのことと、自分の好みを踏まえて言わせていただくと、正直神田明神は好きになれません。
理由は幾つかあるんだけど、趣もありがたさもあまり感じないというのが、ざっくりとした理由です。なので、神田明神についてはここまで。
湯島天満宮
湯島天満宮は菅原道真が祀られており、学問のご利益があると言われている神社です。創建はなんと5世紀と言われており、江戸時代においても歴代の将軍から手厚い庇護を受けていた由緒ある神社ですね。
ここも自分は趣があり、好きな神社です。どうも自分はこじんまりとしつつも歴史があり、その佇まいに趣がある神社が好みのようです。2月頭ということもあり、受験生はさすがにいなかった気がしますが、その親類と思しき方は何名かいた気がします。
ここは梅でも有名。自分が行った時もちょうど梅が咲き始めており、皆、スマホ等で梅の写真をおさめてました。自分もちろん、撮りましたよ。
いただいた御朱印も掲載しておきます。どれも美しくてご利益がありそうです。
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