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槇原敬之『冬のコインランドリー』

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今日書こうかなと思ったのはいつもどおり槇原敬之の「冬のコインランドリー」という曲です。2010年のアルバム「不安の中に手をつっこんで」に収録されています。

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冬の曲こそ、槇原敬之の真骨頂である。と、思っている人は少なくないんじゃないかと思う。かくいう自分もその1人で、寒い冬の夜に槇原敬之の曲を聴きながらてくてく歩いて帰るのが冬の楽しみだったりもします。

今回の”冬のコインランドリー”はまさにそんな曲で、タイトルのとおり、深夜に2人でコインランドリーまで歩いて行くというシチュエーションの曲です。

洗濯物をかかえて君と 冬の真夜中散歩に出る
缶コーヒーを2つ買って 蛍光灯の明かりを目指す

缶コーヒーってのがいいですね。寒いってことを直接言わずに、缶コーヒーの暖かさから冬の寒さを連想させてる。さすが。

例えばここで、シチュエーションが違っていたらどうかを考えてみる。よくあるパターンで、銭湯に行くなんてシーンや曲ってありませんか?恋人が2人仲良く銭湯に向かうシーン、なんとなく見たことや聞いたことがあるんじゃないかな。が、銭湯だとこの曲のような良さはでないんじゃないかなと思います。

この曲は寒い冬の中でほんのりと暖まるということが肝なんだと思います。寒いのは寒いんです。でも、暖かい缶コーヒーで体も”少し”暖かい。そして、君と話をすることで心も”少し”暖かい。そんな少しばかりの暖かさ、小さな幸せというのを感じている。というのが、この曲の肝なんだと思います。

選択物が乾くまでの ほんの3、40分の間
それが僕らにとっての とても大事な時間だ

大事な話だからこそ、場所を変えて話すってのはいいんじゃないかなと思う。言葉は意外とその場に残るから。例えばそれが悪い話なら、家でしてしまうとどうしてもその言葉は家に残ってしまう。だから、そういう話は外でしたほうがいいのかもしれない。

この曲の場合、とてもいい思い出(言葉)がこのコインランドリーに残っているんだろうと思えますね。

誰にも言ったことのない 夢をうちあけた雪の夜
この夢がかなうまで一緒に 頑張ろうと言ってくれたのを覚えてる

これが一例だと思うけれど、こういういい思い出があるからこそ、また、洗濯と言う日常的な目的があるにせよ、寒い夜に2人で通ってしまうということなんだと思います。

そう、言葉は場所に残るんだよね。悪い言葉なら、その場に捨てていくことで自分から遠ざけてしまえばいいし、いい言葉なら、この曲のように定期的に取りに行ってもいいんじゃないかな。そんなことをこの曲から思います。

今年の冬は少しくらい 雪が降るのかな
僕らの冬の帰り道に

最後にこんな詩があるけれど、これは冒頭書いたとおりで、ここで温まったものとの対比なんだと思いますね。外が寒ければ寒いほど、暖かさを感じられる。だから、雪が降ってもいいかな、くらいな話だと感じます。

自分も、寒い冬にてくてく歩くのは好きですね。なんか、外気に冷やされて頭が冴えるような気がするので。そこに”君”がいてくれれば、最高なんだけどね(笑)

 

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