前回は自作PCを組む動機について書いたけれど、今回は準備編ってことで、選んだパーツに関して紹介していこうと思います。
選んだPCケースのおさらい
前回の記事で、PCケースはNZXTの「 H510 Elite 」を選んだことを書きました。理由は、魅せるPCを作るために、白くて、サイドパネルが透明で、コンパクトかつ組みやすそうなケースを条件に絞った結果です。
定番と言えば定番のケースで、組んでいる人も多いし、だったら組みやすいんだろうと思ったことも、このケースを選んだ理由ですね。
ほんと、このケースは人気がありますね。いわゆるコテコテのゲーミングPCよりもシンプルでスタイリッシュに見えるところがいいですね。
CPUは爆熱のやつで
ここ10年くらいはBTOでしかPCを購入していなかったので、自作PC初心者と言えどもパーツについての基礎知識はありました。とは言え、今回はお膳立てもなく自分で選ばないといけない。でもまぁ、CPUとグラボが肝だってことはわかるので、まずはそこから選ぼうと考えました。
まずはCPU。これまで使っていたのがCore i7-6700なので、それよりも上位のものというのが前提でした。せっかく作るなら、ね。とするとほぼ一択、「Core i9-10900K」 しかなかった。Ryzen は考えなかったな・・・生粋のIntel信者ではないけれど。
上で一択と書いたけれど、実際はi7と少し迷った。やはり予算的に・・・。が、2020年末にAmazonでの販売価格がすっと10,000円くらい落ちた時があり、これは買いだと思って外出先でiPhoneで購入。
2ヶ月待たされたグラボ
さて、次はゲーマーなら一番と言っていいくらい大事なグラボ。組むことを決めたのがちょうどGeForceの3000番台が出た時期だったから、買うなら3000番台と決めていた。ここもRadeonは全然考えなかったなぁ・・・。
手に入れるまでに一番時間がかかったのがこのグラボでした。2021年元旦にAmazonで購入したんだけれど、ちょうどグラボの在庫が枯渇しかけた時期と被ってしまい、その当時で発送は2/13予定。まぁ、品薄だし仕方ないってことで・・・。
そうそう、購入したのはmsiの「MSI GeForce RTX 3060 Ti GAMING X TRIO」です。3連ファンのグラボが欲しかった。
MSI GeForce RTX 3060 Ti GAMING X TRIO
が、到着予定日の前日になっても Amazon からの発送通知がない。上述したグラボの枯渇状況は改善していなかったし、在庫が確保できずに強制キャンセルになったなんて話もちらほら見かけていたので、少しづつ不安になってくる。そして、ステータスに変化がないまま到着予定日当日を迎え、結局この日は届きませんでした。その日の午前中にステータスが未定になり、そこで諦め。残念。ま、これも今の状況を考えれば仕方ない。キャンセルされるよりまだマシと思いつつ、この日から毎日、Amazonでステータスのチェックをするのが日課になりました。
そしてそんな時期、ちょうど3060が2/25に販売されるとの情報もあって、仕方ないので3060を狙おうかとも思っていた矢先、2/23にAmazonを見たらなんとステータスが出荷準備中に。その日のうちに発送されて、翌24日には手元に届きました。元旦に購入したのでほぼ2ヶ月ですね。ちなみに、最安値で買えました、6万くらい。今見たら、販売元はAmazonじゃないけど、15万・・・自分の購入額の2倍以上3倍近い・・・。ひどい・・・。
グラボの品薄状態はまだ回復しませんね。いつまで続くのやら・・・コロナが収束するまでこんな状態なんですかね〜。
グラボが手元に届くまで2ヶ月かかったけど、その他パーツは1月初旬には届いてました。なので、グラボが届くまで2ヶ月間眠らせることに。おかげでAmazonの返品期間(1ヶ月)を過ぎてしまい、後々影響が出ることになりますが、それはまた別の話・・・。
はじめての簡易水冷
さて、爆熱のCPUを購入したので、それを冷やすCPUクーラーが必要です。よくあるのが空冷で、風を当てて冷やす仕組み。そっちのほうが安いし別にそれでもよかったんだけど、NZXTのケースを買ったので選ぶべきは一択だった。それが簡易水冷の「NZXT KRAKEN X63」、もうこれ以外は選べないでしょ。
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ほぼ見た目だけでこれにしたんだけど、CPUが爆熱なので、より冷えやすい簡易水冷ってのは合理的な選択。この簡易水冷には上位モデルがあり、そっちはヘッド部分の液晶にCPU温度や好きな画像を表示できるんだけど、さすがにそこまではいらんと思った。NZXTのロゴだけで見た目がよい。
悩みに悩んだマザーボード
マザーボードは結構悩んだかもしれない。これまではのPCは有線でネット接続していて、無線接続などは使えないし使ってもいなかった。それで不自由したこともないし、あっても多分使わない。ただ、Bluetoothは対応させてもいいかなと思った。使わないかな、でもあれば使うかもな・・・なんて悩んで、結局最後にはwifiとBluetoothに対応しているマザボを買った。
MSI MPG Z490 GAMING CARBON WIFI
メーカーはグラボと合わせてmsi。相性問題なんてものもあるようだし、同じメーカーなら大丈夫だろってことと、もともと初心者に優しいと聞いていたASUSの製品が思ったよりも高かったので。
そして、この決断が後々不幸を招くことになるとは、この時知る由もないわけです・・・。
マザーボードにはすごく悩まされました・・・。次回以降の記事でそのあたりはお伝えします・・・。
残りのパーツはさらっと
残りのパーツはさほどこだわりはなかった。信頼できそうなメーカーのものならなんでもいいだろうと思って選びました。
あえて言うならメモリは光るものがいいと思っていたので、人気のあるコルセアのメモリをチョイス。あと、ケースの中身を光らせるなら色は黒にしたほうが見た目が締まると思った。なので、メモリの外側の色を白か黒かで選べたんだけど、ここは黒に。実際組んでみて、この選択は間違ってなかったな。
CORSAIR VENGEANCE RGB PRO シリーズ 16GB [8GB×2枚]
ストレージは現状と同じSSDとHDDの組み合わせで。これまでは500GBのSSDと2TBのHDDを使っていた。HDD自体はまだまだ余裕ありだけど、SSDは余裕がなかったののもあり、今回はSSDを1TB、HDDも安かったから4TBのものを購入しました。
シリコンパワー PCIe Gen3×4 P34A60 1TB
Western Digital HDD 4TB WD Blue WD40EZRZ-EC
電源については大は小を兼ねると思って、当初は850Wのものを検討していたけど、結局コルセアの750W電源にしました。あと、プラグイン式がよいと聞いていたのでそちらに。
Corsair RM750-2019- 750W 80PLUS GOLD PS862 CP-9020195-JP
電源の容量を決める要因となったのは、自作PC用のシミュレーターを活用したのが大きかった。
ここで各パーツを登録し、推奨W数を見ると最低でも550Wあればいけそうで、650Wちょいが推奨W数だった。なので、それよりも1つ上の750Wの電源を購入した感じです。このシミュレーターは相性問題や性能を見る際も参考になった。
シミュレーターはほんと役に立ちました。自作初心者は、購入前にここで確認することをお勧めします。
そしてファン。購入したケースには元から前面に140mmの光るファンが2つ、上面に140mmが1つ、背面に120mmが1つ付属していて、機能面だけを見れば特に買い足す必要もなかったけれど、上面と背面のファンは光らないファンなので、ここだけ光るファンに買い換え。やっぱり魅せるPCだしね。
NZXT Aer RGB 2 PCケースファン RGB対応 120mm HF-28120-B1 FN1449
NZXT Aer RGB 2 PCケースファン RGB対応 140mm HF-28140-B1 FN1448
ファンも後で一悶着あったりしますがそれもまた後ほど・・・。
最後にWIndows10ですね。USBメモリを使ってDLしてもよかったんだけど、初自作だったし今回はパッケージ版を購入。
Windows 10 Home 日本語版/May 2019 Update適用/パッケージ版
そんなこんなで、パーツ類は全て購入。後で書きますが、とあるグラボが到着した当日から組み立てを始めました。
というわけで、本日の「準備編」はここまで。次回はようやく「組立編」です。
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