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葛藤の重要さ「Lady Bird」

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ちょっと前に見た映画で「Lady Bird」というのがあり、Facebookには感想を書いていたので、こちらにも転載。

見ようと思っていた「Lady Bird」を見てきた。

まぁ、予告動画などを見る限り、おっさんが見る映画ではないようにも見える。が、自分は面白かったけどね。

テーマは、人が皆感じている「未来への不安」だと思える。

思春期の若者だからこそ、というわけじゃない。どんな人であれ、常に「未来への不安」は持っていて、だからこそ、新しい何かを求める。が、新しい何かを求めて、そこにたどり着いたとき、一番感じるのはたどり着いたことではなく、それまでいた場所、歩いてきた道の大切さであるということ、その過程で不安や不満に思っていたことこそが大事だった、それがこの映画の言いたいことだと自分は解釈した。

ティーンエイジャーは茫漠とした、あまりに広い未来が眼前に広がっているわけで、その不安に対しての葛藤はとてもわかりやすい。が、じゃあ自分みたいな大人はどうかと言えば、不安そのものは誰しも感じているはずだと思うし、ただ、若者とは違って、ある役割を演じないとならない、あるいは、手足を何かに縛られている、そういう制約の中で不安と日々戦っているんだと。

前から書いているけれど、人は思ったよりも成長しない。自分も含めて。役割を演じることは上手くなるけれど、芯は死ぬまで変わらないと自分は思っていたりします。そういう思いで見れば、この映画は面白いはず。

そんな感想でよろしいですかね(笑)

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