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槇原敬之『LOVE LETTER』

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毎日、心を動かされる出来事には事欠かないんだけど、ブログ記事にできる出来事となるとそれほど多くない。気持ちを全て書きなぐっていいなら延々と書き続けることはできるけど、そうも行かない。ま、自分はブログであれFacebookであれ、自分を素直に表現しているほうだと思うけども、表現するってのは、メリットデメリットあるものさ。

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と、前置きはさておきとして、曲をご紹介するコンテンツ、今回は4回目となりました。今日も同じく槇原敬之で、「UNDERWEAR」というアルバムに収録されている「LOVE LETTER」という曲です。

この曲、シングルカットされていないからファン以外は多分知らないけど、ファンの中ではかなり上位に入る名曲中の名曲なのですよ。好意を抱いていた人が卒業と同時にこの街を離れてしまう、そんな事実がありながらも、最後まで自分の気持ちを言うことはできずに、好きな曲を録音したテープ(テープってのが古いですね(笑))に想いを込めて渡すくらいしかできない、そんな気持ちを歌っている曲です。

自分は気持ちがついつい表に出てしまう人だから、好きな人と嫌いな人の対応ははっきりしている。多分、誰が見てもわかるんじゃないかと思う。かつ、人見知りときてるから、好きな人で、ある程度の距離が縮まればもうね・・・。ただ、それを言葉に出すか出さないかはまた別の話。自分自身の状況、相手の状況、もちろん周囲の状況も見ながら、何を言葉で表現するかは決めざるを得ない。弱気とはまた違って、言わないほうが幸せってこともあるということ。

ホームに見送りに来た
友達に混ざって
きっと僕のことは見えない

この歌詞を見ても、どうも「弱気な僕」を想像しがちなんだけど、自分はそこになんらかの理由があるんだと昔から思ってた。どんな理由かは歌詞の中に言及はないし、単に弱気な奴なのかもしれないけれど、例えば既に彼氏がいる、あるいは、結婚している(それは、この歌の中ではあり得ないか)とか、言えない状況というのがなんとなく垣間見えるんだよね。

大好きだ 大好きだって
とうとう言えないまま
君は遠くの街に行ってしまう
何回も 何回も
書き直した手紙は
まだ僕のポケットの中

結局、何か言うことができない理由があるからこそ、見送りに行っても他の人に影に隠れて見ているだけなわけだし、気持ちを手紙に託すけど当然渡せないしで、全てポケット(心)の中にしまっている、という状況なんだろうと。遠くの街に行ってしまうということも理由の1つではあるんだろうけれど、それだけじゃないだろうなと考えるわけです。

ずっと言えずの言葉を
託した曲達も
長い旅の退屈しのぎに
なればそれでいい

ここは一番好きな箇所で、歌詞には単に「退屈しのぎになればそれでいい」と書いてあるけれど、それは全く逆。「言えずの言葉を託した曲」を渡すってことは、気づいて欲しいと思っている。言えないからこそ、向こうからなんとなく気づいて欲しいという願望。女々しいっちゃ女々しいけれど、そういうシチュエーションって男女ともに多いんじゃないかなと思うけどもね。

ヘルメットをとって
変になった僕の髪を
笑いながらさわった君を忘れない

こんな些細なことを、一番の思い出として捉えてる。いやぁ、これもわかる。なんでもないことで笑ってくれたり、話をしたりしたことって、記憶に残るんだよね。もちろん、相手は全く覚えてはいないんだけど・・・。

自分の学生時代は、正直そこまで想った人はいなかったかな・・・当時の彼女には失礼な話だけれど。いや、付き合っていたから、そういう切ない想いにはならなかったのかもしれないが、社会人になってからのほうが多いかな(笑)

そういや、これを書いてて、バイト先で仲良くなった他大学の女子に映画見に行かないか?って誘ったら、彼氏が嫌がるからとかなんとかと言われたことを思い出した、本当か嘘かは知らんけど。よく考えたら、大学時代は何度か断られてるな、いや、そんなに積極的に動いてたか?と自問自答・・・。まぁ、そんな話は追々、聞きたくもないでしょうけれど(笑)

 

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