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自作PCを組んでみる #4 組立編2

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では、組立編の2回目です。

前回は簡易水冷を取り付けるまでだったので、今回はグラボや電源、配線や起動時のことについてになります。前回の記事をご覧になりたい方は、以下でご覧ください。

自作PCを組んでみる #3 組立編1
初めての自作PCシリーズですが、前回までで動機とパーツの準備を進めたので、今回から組立に入ります。気になる方は、前回までの記事もご覧ください。 では、組立編にまいりましょう。自分も初心者だし、パーツ、特にマザーボードによって違いはあるから、...

グラボは暫定措置で・・・

グラボについて、自分がそもそも購入していたのは「MSI GeForce RTX 3060 Ti GAMING X TRIO」でした。ですが、昨今の品薄状態に巻き込まれて、届いたのは購入日から2ヶ月後。今回の組み立て開始には間に合ってません。じゃあどうしたかと言うと、暫定的にローエンドのグラボを購入し、まず組み立ててしまうことにしました。

で、購入したのがこれ「ASUS Phoenix GeForce® GTX 1650」。ドスパラのサイトを開いたらあったので、ま、他に買えるグラボが3090くらいしかなかったし、とりあえずこれでいいやと購入。翌日に届きました。本命の3060Tiが届くまではこれで我慢しようと・・・。

ここまで、前回お知らせしたとおりです。

電源と配線

電源は「Corsair RM750-2019- 750W」。シミュレーターで全体の消費電力予測を確認し、750Wあれば自分の用途には合うと思ったので。元々は余裕見て850Wを買おうと思っていたけど、ちょっとでも予算を押さえたかったというのもあり。

Masaki
Masaki

電源の上下の向きはどちらでもいいみたいですが、通気穴がある方向に電源のファンを向けるのがよいようです。文字が逆向きになるのが気にはなりましたが問題はないですw

配線は迷うことはなかったですね。グラボや簡易水冷のマニュアルを見れば、どこに何を刺すかは一目瞭然。難しそうなフロントパネルの配線も、このケースは1つにまとまっていたから楽でした。自作初心者には優しいケースです。

自分が購入したケースですが、同じケースで作られている方が多かったので、解説の動画もたくさんあって助かりましたね。この前も紹介しましたが、とモヤシさんの動画は参考になりました。見ながら作ったと言ってもいいかも。特にデイジーチェーンのところなどは助かりましたね。

Masaki
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デイジーチェーンはこの動画を見ないと気付かなかったかも。ケースもファンも同じものだったし、わかりやすくて助かりました。

配線自体は難しいことはなかったけれど、ただ、この後何度か抜いたり刺したりを繰り返すことになります・・・。その際、コネクタが固くて難儀しました。特に24ピンとCPUの補助電源の8ピン。自分の手は平均的なサイズだと思いますが、組みやすいATX対応ケースと言えども狭いところで抜き差しするので、指が痛くなるくらい難儀しました・・・。

さぁ、起動してみよう!

必要なパーツの取り付け、配線をひととおり終えたので、次は実際の起動です。ここでうまくBIOSの画面が出ればひとまずは成功というわけで、まだ裏配線も綺麗にしていない状態で電源ケーブルをつなぎ、HDMIケーブルでモニターにも繋いで電源スイッチON!

お、光った!うまくいきそう!

と、思いました。が、よく見ると天面と背面のファンが光ってません。ファン自体は回っているので用途的には問題なさそうですが、ちょっと不安に・・・。ここはその後、天面のLEDストリップへの接続が甘かったということが判明し、解決しました。

が、問題はそこではなかった・・・。ファンは動く、メモリも簡易水冷のヘッドも光ってる。なのに、モニターに何も映らない・・・映像信号が来てないとのメッセージが表示されるのみ・・・。大抵の場合、ケーブルの刺しが甘いとか、グラボがちゃんと刺さってないとか、そんな初歩的なことが原因である場合が多いので、何度か刺し直したりケーブルも違うものに変えてみたりと試しました。グラボがまずいのかとも疑い、グラボ外してマザボに直接HDMIケーブルを繋いで試しても結果は変わらず・・・。

なんでだ・・・と、途方に暮れかけていたそのとき、24ピンコネクタの上で何やら光っている箇所があることに気づきました。これ、msiマザボの機能「EZ Debug LED」というのもので、どこで不具合が起きているかの目安を教えてくれるものです。そこの「CPU」が光っていました。

Masaki
Masaki

上の写真、グラボが刺さってないけど、上述したようにグラボ外して試した時の写真です。その前はちょっと焦っていて写真撮ってなかった・・・。

CPUが壊れてる?

え・・・よりによって一番高い「CPU」が壊れてる?もしかして、CPU取り付けの際に壊した?と考え、簡易水冷も一度外して、CPUを一度外してみました。まあ、インテルのCPUはCPU側にピンがないため、仮に見たところでわからないけど・・・。あるいは、マザボ側にあるピンが折れてるとか?

わからん・・・。見た目は大丈夫な気がする。マザボは?

こっちも見た感じ問題なさそうな気がする・・・。ま、もう一度付け直したらいけるかも・・・と淡い期待を抱き、改めて取り付け・・・起動・・・変わらない・・・。ここで代替のCPUがあれば問題を切り分けられるんだけれど、初めて自作する自分にそんなものあるわけがない・・・。もちろん、マザボもこれ1つだ・・・。うーん、詰んだ・・・。

何が問題かわからず・・・メーカー代理店サポートに聞いてみる

その後、何度も各パーツを抜き差ししながら試してみたけれど、結果は変わらず。この日はもう諦めて、翌日にマザボのメーカー代理店であるアスクのサポートに連絡してみることに。

連絡の前にWebで解決策がないかも調べてみたけれど、同じような症状はありつつも微妙に違っていて解決策は見つけられなかったです。パーツも完全に同じものを使っているわけではないしね・・・。ただ、CPUそのものは初期不良は少ないというのはわかった。とすると、CPUを認識しないマザボが悪いのかもと、問題の目星をCPUからマザボに向けてました。CMOSクリアも連絡前にしています。

Masaki
Masaki

さらっと書いてますが、ここで何時間も費やしました。自作初心者でこの状況はきついですね。

サポートに連絡をし、状況を説明しました。自分があちらの立場だったらもちろん初歩的な確認からしますので、当然、ケーブルがちゃんと刺さっているかなどから聞かれましたが、そこは順を追って対応状況を伝えています。少し説明した後、おそらくマザボの初期不良の可能性が高いとのことで、いったんメーカーで引き取りますと提案されました。通常であれば購入したAmazonへ返品し、同じ商品を送ってもらえるそうですが、自分の場合は既に返品期間の1ヶ月を過ぎてしまっていたのでメーカー引き取り修理に。海外に送るので4週間くらいかかると言われ、まぁ仕方ないということで了承し、翌日にアスクに送り返しました。というわけで、暫定のグラボを購入してまで組み始めたけれど、結局さらに数週間待つ羽目に・・・。

初めての自作PCでいきなりトラブルにみまわれ、結果失敗?いや、失敗じゃないぞ。組立や配線は間違ってなかったはずで、(十中八九)マザボの初期不良だから失敗じゃない(と、思い込んだ)。

いや、でも・・・

マザボをアスクに送り返して数日後、実際のところマザボの初期不良だと思うけれど、CPUの疑いも完全に晴れたわけじゃない。それに、もしかするとメモリや電源の可能性だってあるかもしれない・・・。そんな風に思ったので、なんとか残っているパーツが無事か確かめたいと考えました。でも、代替のマザボなんて持っているわけがないです。検証のためにマザボを買うのも馬鹿馬鹿しいなと・・・。

そんなとき、PCショップで診断をしてくれるという情報を得ました。値段もそんなにかからないらしい、ワンコイン500円?これはいいかも、と思ってパーツを持ってドスパラに向かいました。

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ドスパラで事情を説明したところ、やはりCPUに問題はないと思うと。そもそもCPUが問題となるケースはレアだそうです。で、CPUとメモリ、電源を渡して検証してもらったところ・・・無事にBIOS画面がモニターに表示されました! ということで、マザボがそもそもの犯人だったことが確定。安心してマザボの修理を待つことができるなと。

で、ドスパラさんの対応は感じが良く、丁寧でよかったです。大変助かりました。お値段も上述したように500円のみ。正直もう少しかかるかもと思っていたのですよ。というのも、実はドスパラの前に同じような某有名ショップともメールでやりとりをしてまして。費用もかなり高かったし、返信もなんか冷たくめんどくささを感じる文章だったので、そこはやめてドスパラさんに行ったという感じです。

Masaki
Masaki

たまたまかもしれませんが、ドスパラ店員さんの対応はほんとよかったです。検証環境がない自分はほんと助かった。安心できましたね。

とうわけで、組立編はさらに続くことになります。次回、「組立編#3」で、また新たな動きがあるのです・・・。

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